マキの木の枝折れ 治療のご依頼
マキの木の枝折れ 治療のご依頼
先日、友人の造園屋さんから1本の電話がありました。
知人の業者さんが家の解体作業をしてる時に、誤って現場のお向かいの家のマキの木の枝を折ってしまったと。。
送られてきた画像がこちら。。。
現場に到着し、折れた箇所を確認。。
折れた部分はえぐられたようになっているのでまずは、ノミや彫刻刀などを使い折れた箇所を滑らかにします。
傷口を綺麗にした様子
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癒合剤のトップジンMを塗り込みます。これは殺菌作用があるので最初にこれを塗ります。
乾きが遅いタイプなので薄めに塗って3回上塗りします。色はオレンジ色です。
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トップジンMの3度塗りが乾いてから、上からカルスメイトを塗ります。
こちらは殺菌効果はないですが雨などの水が傷口に当たらない様に膜をはる。。。いわゆる防水効果ですね。
3度塗りで塗布しました。
殺菌作用のある癒合剤トップジンMを塗布したうえからカルスが形成されていき、防水効果のある癒合剤カルスメイトに外部からの雨水の侵入を守られた内側にカルスが形成されていきます。
木の枝が折れた場合はそのままにせず、癒合剤を塗布することで樹木の弱りや枯れ腐りなどを防ぐことにつながります。
※樹種や木の状態によっては枯れや腐りを遅らせるだけの場合もあります。
サクラ類などをやむをえず枝を縮めたり、剪定の際は必ず使用します。